おじいちゃんの愛用鋸

またまた有った目立て依頼相談。一代空いて陽の目を見る鋸達。家具製作職人さんが、おじいちゃん愛用の鋸を十数枚も発見した。
目立てで活用可能になれば使いたいと添付してくれました。
正確な情報は実物を見ないと判らない。
悪くても、1枚でも活用可能になれば納得して下さるか?
往復送料負担は極端に大きな荷姿にならなければ同じだから、
鋸を作っている目立て屋を信じて、(駄目かも知れない)程度の鋸も
一緒に送って下さい。 と返信した。

結果! 活用不可能な鋸は4枚だけだった。

よその目立て屋では絶対にやらない、表面のサビは勿論、切り込んでいく中で
滑りを悪くする原因になる汚れも支障ない程度まで施した。
当然! 曲がりが出来ますが、そこで活かせるのが 鍛冶屋の技能です。
10/26現在、残りは2枚。
今週中には納品出来るでしょう。
サビ落としは勝手にやった事なので無償です。
絶対に喜んで戴けるから。



左は、アサリ出しの写真です。

鋸の種類名は、 窓鋸 です。

鋸身の通りを良くする
為に、一本置きに
 目を曲げます。

こうする事で鋸身が
 木に締め付けられずに
スムースに入り込みます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先日、メールを受信した。 以前から目立てを身に付けたいと熱心さを伝えていた人。 オークションで目立て道具一式を手に入れた。会津まで伺って勉強したい! と。
実はオークションサイトに道具一式が出品されていた事は知っていて、活用出来る人に落札して欲しいと願っていた。
落札者が私の鋸を購入してくれた人だとは、なんと嬉しい事か!
関西地方にお住まいの、その人が会津まで来るのは大変! 私の目立てを何度も見て、身に付けて居る人に委ねる事にした。 双方の承諾を得、今 二人は目的に向けて進めている。
又、一人の目立て上手さんが誕生する。

目立て依頼メールに、「両刃鋸を送ったら、
目立てをしてもらえるか?」 と。
この他の知りたい情報は無い。
この場合は、目が折れているか?
ヤスリで摺る事が出来るのか? 等、
問い合わせメールを送ります。

要所 画像を数枚 添付したメールも多いです。
見積るのに助かりますし、
その鋸が従来の熱処理で仕上げられたのか、
刃先だけを特殊熱処理で
作られたのか? が判ります。

皆さんの鋸を活用して頂けるように、
協力させて頂きたいと思います。


  詳細は、下記URLからジャンプ願います。

http://www43.tok2.com/home/metateya/

鋸の刃の違いを拡大写真で

上は ”4抜きマド鋸” 

下は”江戸目” と呼ばれる
 横挽き目です。

マドとは5本の目毎の
大きな隙間を言います

細めの木でも
容易に挽けるように
改良された
マドとマドの間に
3本の目にした
   ”改良マド鋸”も好評です。

  マドの左隣の刃は縦挽き刃であり
  木屑を隙間に鑿の作用で削り、
  運ぶ役目をします

  • ++ お知らせ ++ 随時書き込み
  • 目立て講習会が白河市東風の 台運動公園でありました。2016~ 11月 12日

白河市での目立て講習会

大勢の参加者が紅葉に囲まれた公園で10程の班に分かれて、林業に関わるイベントに参加。
目立て実演の場に明治時代に作られた、大きな鋸を持参した方が いらっしゃいました。
刃部を覆う木製の鞘に、毛筆で年と住所、氏名が書かれてあった。
ヤスリを入れると「良い仕事」が感じられた。
「日の目を見られて良かったね」とは、持ち主の弁。

目立てをやりたい。

ホームセンターから買ったノコが
切れないので
自分で目立てを始めたが、
上手く出来ない。
コツを教えて下さい。とメールが有った。 
とりあえず伝えたのは、
「目の形を壊さない事です」 でした。
 どうせならオークション探し鋸の方が
良い品が多いのだが、、、
◎目立てを自身で行う際に目の形状を
 変形させて仕舞う事が多々有ります。
 原因の一つに、今、研いでいる刃の
 隣の目の形状を壊すように削って
 しまっているのに気付かない事です。
 これを防ぐのに重宝なヤスリが
 片面だけに刃が切られている 
 両刃で無く、 片刃のヤスリです。
 片面しか使えないから不経済とは
 考えないほうが良いと言えます。

過日、YouTubeで目立てをしている動画を見ました。
説明をしながらヤスリで鋸刃を
不安定なヤスリの動きで摺り続けています。
ヤスリが掛かった部分が光って見えますが、
目の根元にはヤスリが当てられていない
、黒くなっているのが見えます。
画面上に見える、全ての目が同じ状態なのです。
この鋸の将来の運命が目に浮かびます!
オークション等で眼にする、
変形した目の鋸は、
こうして出来上がるのだな? と 。
残念なり!

オークションから落札した長い鋸

刃渡りが 1尺7寸と1尺6寸の手伸び鋸。
メールに添付で「目立て可能か?」と。 今時の品とは違う、職人が鎚を一打ち、一打ちして仕上げ世に出した本物と一見してわかった。 その旨を伝えて、手元に送られて来た。目の形状を変形させてしまった所も有ったが、愉しみつつ進行して納品させて戴いた。
熱処理がしっかりなされている事が嬉しかった。

目立て依頼には

上部にも書きましたが、
長年、物置で陽の目を見られていなかった
鋸を持ち主の孫さんが使いたい! 
しかし、刃が付いていない。
目立ては経験が無い。
ネットで捜した目立て屋が居た。
よし!依頼しよう。、、とメール送信。
私がメールを頂戴して、お願いするのは
写真を添付して頂く事です。
実物を見るのが確かなのですが、
それも出来ないので、写真が必要です。
満足して頂く為のメールやり取りをします。
送って頂いた鋸をチェックしてメールを
返します。
数枚の中に、手を加える価値無し!
と、言える鋸が有れば、無駄な事は
避けるよう、お伝えします。
質問等が有りましたら、
Topページの問い合わせフォームをご利用下さい。

店舗は無く、仕事場 中屋伝左衛門鋸工場
住所 福島県会津若松市相生町2-14
電話番号 0242-22-3345
営業日 不定休です。
在宅を確認してから、お出掛け下されば有り難いです。
その他 駐車場は有りませんが何とかなります。

確定している休日

  • ※基本は不定休です。

powered by crayon(クレヨン)